回路設計の海外対応

仕向け地にもよりますが、回路設計上の海外対応というのは注意すべき点がいくつかあります。仮に仕向け地をヨーロッパに設定した場合、ROHS指令に適応することが義務づけされていますので、設計段階で採用部材の化学物質含有率を意識しておかなければなりません。また、REACHと呼ばれる欧州連合の法律も無視できません。

他に設計に関わる項目として現地の規格をパスさせる場合です。当然試験を通さないといけませんので相応の設計を施す必要がでてきますし、1度でパス出来る試験であれば問題ないのですが製品全体での検討・対策が求められる場合が大半ですので、電子回路のみの修正で済むとは限りません。上記の様に簡単な例をあげても注意すべき点がいくつかありますので、設計サイドの我々はもちろんですが海外対応については事前にきちんと調査の時間をとることが大前提となります。

設計とは直接関係のない話ですが、「ワッセナーアレンジメント」(旧ココム)という申し合わせがあります。以前共産圏に対してのみ軍事目的やテロ対策に輸出品が使用されない用に輸出管理がされていましたが、現在は対象国と地域は限定されていません。開発される電子機器は軍事・テロに悪用されるケースが否定できない為に、輸出管理をしなければならない事があり注意が必要です。詳しくは輸出管理対象品目リストに該当するのかを確認する必要があります。全く初めて海外対応を検討されている方は、1度事前調査をされることをお勧め致します。

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